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Reboot Tiny factory

小さい町工場を強くする

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町工場の目前に立ちはだかる大問題

日本の町工場を取り巻く経営問題は、単に「仕事が減った」というひとつの問題ではありません。
人・お金・技術・顧客・後継者」が同時に揺らいでいることが大きな特徴です。


2026年版の中小企業白書を踏まえると、特に重要なのは次の7つです。
 

1. 深刻な「後継者不足」

経営者が60代、70代になっても、息子・娘が継がない、あるいは社内に経営を任せられる人材がいない。
町工場の場合、廃業すると単に会社が一つなくなるだけでなく、長年培った加工技術・取引先との関係・職人の技能まで失われることになります。

2. 職人の高齢化と「技術の消滅」

ベテラン職人が70歳近くになっている一方、若い人材が入ってこない。
工業高校の就職課に求職票を掲示しても、「ここで働きたい」と応募してくる18歳はいませんでした。
 
特に問題なのが、
「そのベテラン職人が辞めたら、誰もその加工ができない」
という属人的な技能です。
 
これは設備を買えば解決する問題ではありません。

3. 人手不足

製造業でも人材確保が難しくなっています。2026年版中小企業白書でも、労働供給制約によって人手不足がさらに深刻になる可能性が指摘されています。
つまり、
「仕事はある。でも、人がいないから受けられない」
という町工場がますます増えてきます。

4. 原材料費・電気代・人件費の上昇

鉄、アルミ、樹脂などの材料費だけでなく、電気代、人件費、物流費なども経営を圧迫します。
ところが、取引先に「値上げしてください」とは言いにくい。
 
2025年9月時点で、中小企業のコスト全般の価格転嫁率は53.5%で、転嫁できる企業とできない企業の二極化が続いています。

5. 「忙しいのに儲からない」

町工場では非常に重要な問題です。
例えば、
 受注増加 → 残業増加 → 人件費増加 → 材料費増加 → 利益が増えない
という状態。
 
「売上高」ではなく、1個作ったときにいくら利益が残るのかを把握し、適切な価格設定をすることが重要になっています。

6. 「下請け依存」から抜け出せない

特定の1~2社から仕事をもらっている販売先構成だと、発注先が海外移転した、発注先が内製化にシフトした、景気変動による発注制限…などの影響をまともに受けます。
 
そのため、
「言われたものを作る工場」から
「この技術なら、この会社に頼みたい」と言われる工場へ

変われるかが町工場の生き残りの岐路になります。

7. DX・設備投資が進まない

CAD/CAM、IoT、AI、ロボット、自動化など、デジタル技術を導入すれば生産性を上げられるのでしょう。
しかし、

  • 導入するお金がない
  • 誰が使うのか(使えるのか)分からない
  • 目の前の工作に忙しくて、検討する時間がない
  • 経営者自身がITに詳しくない(有りがちですね)

という現実的な問題が立ちはだかります。
 
2026年版白書でも、AI活用・デジタル化による労働投入量の最適化と、価格転嫁・成長投資などによる付加価値向上が重要とされています。(中小企業庁)
「タイパ」を考えろ、「コスパ」に取り組み、利益を確保せよ。という方針が読み取れます。
 
これまで町工場にとって、大きな壁でした。
 
IT化の波により工場にパソコンを導入して、紙とボールペンでなく、Excelでいろんなことをできるようになった。
今度はデジタル化の波がやってきた。
仕様書がPDFでやってくる。品物の設計図はCADデータでやってくるから、それに対応していった。
今度はDX(デジタル・トランスフォーメーション)だと言う。「なんで “X” がトランスフォーメーションやねん」と経産省のわかりにくい説明に舌打ちをしてしまう。「また壁や…」
 

そして、一番大きな問題

町工場の直面する問題を一言で表すなら、

「技術はある。でも、その技術を次の10年につなぐ仕組みがない」

ことです。
 
「後継者不足」「人手不足」「価格転嫁」「新規顧客」「DX」「設備投資」は、実はバラバラの問題ではありません。
 
例えば、

  • 工場の屋台骨だった職人が高齢化

    若手の採用ができない

    技術の承継ができない

    受注できる仕事が減る

    利益が減る

    設備投資もできない

    さらに人が採用できない

    廃業を考える

 
という負の循環は、日本全国の町工場で起こっています。
 
だからこそ、町工場の再生を考えるなら、単なる「営業強化」ではなく、
①仕事を増やす
②利益を残す
③若い人を採用する
④技術を伝える
⑤経営を次世代に渡す

という5つのことを、一つずつ手当てするよう考えなければなりませんし、ひとつだけを解決しても、この五つの問題は繋がりません。
 
五つの問題を溶解しながら、環になって正の循環へ。できることを、でも時間をかけずに、改善していく旗を振って、実行していくのが経営者の仕事です。
 
そうしなければ、脅かすようですが(ちょっと脅かしています)

「70歳代のベテラン職工が辞めたら、この工場は終わる。」

さて、お手上げするのか、この技術を繋ぐのか。
 
弊社でも「町工場」の技術広報のやりかた、セールスシートの書き方、保有の工作機械でなにが作れるのか、どんなことを提供できるのかをわかりやすくまとめるお手伝いをいたします。
 
世の中にあふれかえるお仕着せのテンプレートに嵌めることなく、その会社らしい風土、流れる空気、職場環境なども加味しながら、「わかりやすい」町工場の広報・営業活動をサポートいたします。
 
「何から手を付けたら良いのかわからん」という経営者のために、いきなり[面談→見積]ではなく、まずは雑談から。いろんな話を聞かせてください。