教室を始めるエリアの特性を知ろう
自分の教室に通ってきてくれる人たちはどんな人だろう?
生徒さん像をイメージできていますか?
教室を取り巻く環境を理解できていますか?
平日の昼はどんな人が歩いていますか?
子育てママさん? スーツを着て働く40代?
ジョギングしているシニア? テニスラケットを背負ったシニア?
週末ではどうですか?
大型商業地? 工場が並ぶエリア? ベッドタウン?
邸宅が並ぶ街? 集合住宅エリア? 高層マンションが林立してる?
周囲に競合の教室はたくさんあるの? 大手カルチャーセンターが近くにある?
いろんな情報を得て、どんな人が住んでいる街か、もういちどイメージしてみましょう。
自分はよく知っているつもりの街でも、認識を改めることになることは少なくありません。
「早く出店場所を決めて、具体的な準備を始めたい」
はやる気持ちは、ちょっとだけ抑えて、まず出店しようと検討している場所の周辺事情をよく調べてみましょう。
サービスのミスマッチを防ぐ、エリアのリサーチ(探偵になろう)
富裕層が多く住むエリアで、リーズナブルすぎるサービスが歓迎されないように、中流層が多く住むエリアで、たとえハイレベルな授業内容であっても高額すぎるサービスは「ちょっと無理」と敬遠されてしまいます。
あなたの教室が提供しようとするレベルのサービスと、生徒さんが求めるサービスの質がマッチしていなければ、せっかく集まってきてくれた生徒さんは、がっかりして辞めていってしまいます。
そのために、出店しようと考えている街の人達をよく観察して、どんな人達がどんな比率で住んでいるか(感覚的に認知できればOK)知ることです。
行き交う人の生活レベル、身なり、文化度、生活リズム、会話などを注意して観察してください。
あなたの足を使って、私立探偵のように。(公立探偵ってあるの?)
その中から、あなたの教室に喜んで通ってくれそうな人たちを見つけて、この街に何人いるのか、イメージしてみましょう。
主婦向けの教室なら、対象エリアの住宅数を知れば、各家庭にひとり主婦がいると勘定できます。
たとえば、関西ぱどのポスティングページでは、配布エリアを絞るとブロックごとの世帯数を知ることができます。
ポスティングエリアイメージMAP(関西ぱど)
地域のポスティング会社が、独自の世帯数情報をお持ちなので、WEBページを覗いてみるといいでしょう。
あなたが知らない人に気軽に声をかけられる人なら「このエリアでこんな教室を開こうと思っているんですけど…」と訊いてみると、思っていた以上に有益な情報を聞き出せるかもしれません。
「○○町の○○お教室は、こんな評判を聞いたよ」
「□□町の教室の先生が、もう最低!」
悪い噂を聞いたらチャンス、きちんとしたサービスを提供できれば、その生徒さんが乗り換えてくれそうですね。
「あんまり、マッチする人は居ないんじゃないの?」と思ったなら、このエリアからはいったん撤退、ほかのエリアを探しましょう。
このエリアに出店して一生懸命集客しても、あなたの教室に興味を示す人があまりいないということです。
このエリアは、私の教室のビジョンにマッチしてるかも!
その街が「わたしの教室にマッチしているかも」と思えるエリアなら、
□どんなサービス内容を
□どんなレベルで
□どんな料金体系で
提供するか、検討をはじめられます。
エリアの住人といえども、じつにいろんな人が住んでいます。
その街に住む、あなたの教室の対象になりそうな生徒さん像を想定して
教室に求めるニーズと、あなたが提供できるサービスの質とのバランスを考えてみましょう。
生徒さんのニーズに寄りすぎず、教える側の独りよがりにもならない
ちょうどよいレッスンやカリキュラムを具体的に考えていきます。
□カリキュラム内容
□クラス・レベルの開講時間割
□料金体系
□教室でのルール(規約)
□入会書類
生徒さん像を頭に描きながら、具体的に書き出してみましょう。
はじめはざっくりと、少しずつ焦点を絞るように具体的に。
あなたの教室がだんだんとイメージできるようになります。
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