小さく始めよう。
「用意周到」じっくり準備をしてビジネスを始める人も
「電光石火」思いつきでパッと始めてしまう人も。
一年で廃業してしまう人と、事業を継続できる人の違いは、いったいなんでしょうか。
お金をかけずに始められますか
あなたがしたいビジネスは、休日に趣味の延長で小さくはじめられることですか?
銀行から資金を調達できる「信用」があなたにあれば、勢いで始めることはできるでしょう。
でもほとんどの人は、たとえ人格が申し分ない「いい人」であっても、銀行が融資の対象として認定できる「信用」はありません。
金融機関の「信用」は、融資したお金を返済できる能力のことです。
あなたがはじめようとするビジネスが、一年後に商売として成立しているのか。赤字を出さずに収益が回り続けられる商売なのか、よく考えてみましょう。
毎月継続する出費は最小限に
人を雇わない。
自分一人で始められる商売規模ではじめましょう。
どうしても誰かの手が必要なら、その時だけ手伝って貰える人を確保。
いきなり正社員採用なんて絶対ダメです。
いちど雇用をしてしまうと、あとから削ることが難しい。これが日本の雇用制度です。
雇用される側は、法によって手厚く保護されています。
一方、雇用する側には雇用し続ける責任がのしかかります。ずっしりと。
店舗・オフィスにお金をかけない。自宅で始める。
ええカッコしたい気持ちはわかります。ビジネスを始めた瞬間から、あなたは経営者です。「社長」とか「CEO」とか肩書の名刺をつくりたくなるでしょう。
一等地にカッコいい店舗やオフィスを構えて、カッコいいロゴの看板を掲げたい? そんな気持ちもわかります。
でも、そんなところに開業資金をかけていては、あっという間に資金が底をついてしまいますよ。
あなたがサラリーマン時代に給料の中からコツコツ貯めたお金、親や親戚、友達から借りた大切なお金を、あなたの見栄のために浪費してはいけません。
いまお住まいの自宅で始められる商売なら、毎月の支出以外にお財布から出ていくお金はセーブできますね。
住居と店舗、両方の家賃が毎月出費されていくのは、薄氷の上をトラックで移動するようなものです。
自宅で始められないか、じっくり考えてみましょう。
サブスクリプションサービス利用も控える
フルサービス利用に年間ドーンとかかるサービス利用料を、毎月定額料金でこれだけのサービスが利用できます、というサブスクリプション契約がたくさんありますね。
ホームページのサーバ費が、年間契約の分割払いだったり、Amazonプライムの月額費用、ECサイトの月額費用、ウェブサイトやチラシ、ポスターを自分で作るためのAdobe CreativeCloudも月額費用がかかるサブスク契約です。
「月額3,890円だから、まぁいいんじゃないの」と、次々サブスク契約していくと、気がつけば毎月の支払いが「えっ、こんなに請求されてる!」とびっくりすることになります。
要らないものまでセットにして「こんなにたくさんのサービスが、月々たったの○円」というものが、サブスク契約のキモです。
ほとんど利用しないものは要らないと割り切る勇気をもちましょう。
本当に必要なことは、専門家に外注したほうがいいと思います。
誰にでもできることではないから「専門家」がいるのです。
でもホームページの維持管理に月額固定で外注契約をすることを、リスクと考え直してみることも必要でしょう。
黒字を出し続けること
毎月の売上高が、支出を上回っている限り、あなたの小さなビジネスは失敗していません。
成功はしていなくても、支払うべき費用をきちんと支払いできていればいいのです。
少しずつでも、黒字が大きくなって、生活継続に支障がなくなってきてから、商品アイテムを増やしてみる、クーポン券やスタンプカードを用意してみるなど、お客様に喜んでいただける施策を加えてみることが大事です。
小さなビジネスは、等身大で始めて、小さくリファインしていきましょう。
少し売上が上がったら、いい気になってどーんと店舗改装にお金をかけたりしてしまうのは、失敗する人がやってしまう常套手段です。
どんなふうに小さく始めたらいいのかわからない方のために、90分無料ご相談を行っています。
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